ストレスフリーな私流の生き方

土木系会社勤めOL/技術職/20代 主に女性の働き方やストレスフリーな考え方などついて発信しています。たまに趣味等

「女性活躍推進」という言葉の違和感①→配慮されたい?優遇されたい?

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「女性活躍」

今どのメディアでも耳にする機会が多くなりましたよね。

女性の管理職を増やそう!女性がもっと働きやすくなる環境を整えよう!

良い事だと思います。良い事だと思いますが、こういった動きがあるというのは今まで「女性が活躍してこなかった」或いは「女性はもっと活躍しなさい」という言葉の裏返しのように受け取る人もいるのではないのでしょうか。(私の性格が歪んでいる…?)

本日yahooのトップページで東京都議会員の森沢恭子さんの特集のページで同じような記事が掲載されていました。

「女性活躍って言葉をなくしたいんです。女性はすでに育児、仕事、家事と頑張っているのに、もっと活躍しろというのに違和感があります。むしろ、男性が育児や家事で活躍できるようにすることが必要では」
「"女性活躍"をなくしたい」子育てに苦戦した"普通の会社員"が東京都議になったワケ 頑張らないといけない社会を変える | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

この言葉を目にして自分の中でふと腑に落ちた気がしました。

その通りですよね。男性も育児・家事をする時代です。なぜこんなにも女性だけ担ぎ上げられるのでしょうか?

今までこの言葉の重みに潰されそうになりながら働いていましたが、同じ様に思っている人が他にもいるという事が分かっただけで安心感が生まれました。

今回は、その「女性活躍推進」に関する自身の経験と考え方について綴っていきたいと思います。

1. 会社主催「女性活躍推進」WGへの参加

 数年前、ちょうど女性活躍推進法改定間際の世間で注目され始めた時期に弊社でも
女性活躍推進WG(ワーキンググループ)が発足され、私もその活動に参加したことがあります。

参加した経緯も自ら進んで活動に参加したわけではなく、半ば強制的なものでした。


プロフィールや前の記事にも書いておりますが、私の勤めている会社は土木系の会社で女性の技術職が圧倒的に少ないのです。(女性の技術職を本格的に採用し始めたのもここ10年未満です。)


そうなると私に声がかかるのも必然的なものだったと思います。

本音としては、どうしても嫌という訳ではありませんでしたが、「面倒だな」とか「私が参加した事で変わる事があるのか?」など少々後ろ向きな感情はありました。

そんなことを思いながらいざ実際にWGに参加して行った事を以下に纏めます。


参加者は、技術職・一般職(事務系)の女性で年齢も新入社員からベテラン社員まで幅広い年代の方々が集まりました。


基本的にはグループディスカッションを行い、テーマについて各グループで話し合いを行いまとめたものを代表者が発表するというものになります。

2. WGのテーマ

ディスカッションを行ったテーマについて以下に纏めます。

✔️現在の業務で任せてほしい事又は他の業務でやりたい事は?

✔️あなたが活躍する為に必要な業務改革は?

✔️あなたが考える活き活きと安心して働くための「働き方」とはどのような働き方ですか?

✔️男性社員やパートナーにどのようにサポートしてほしいですか?

またサポートしたいと考えていますか?

このような内容のものでした。

結構難しいですよね。今ですら答えるのが難しいです(笑)

しかし、ベテラン社員の方々は下を向いて悩んでいる私の横で、バンバンバンバン発言を行っていました。


「もっと責任のある仕事を任せてほしい!」とか「もっと単純作業の効率化を図って欲しい!」、「有休をもっと取りやすい環境にして欲しい!」などの意見の中、

「私たちはあなた達(男性社員)のお母さんじゃない!!」等、女性に雑用ばかり押し付ける男性社員の愚痴まで飛び交っていました。

おおお...と圧倒されつつ、それぞれの意見を聞いているうちに2つの要素に分類されている事に気づきました。

3.WGを通して気付いたこと

 

WGを通して気付いたこと。それは、それぞれの意見が

 

①配慮してほしい
②優遇してほしい

 

というカテゴリーに分かれているという事です。

 

例えば、休みやすい環境を整えてほしいとか担当する仕事の見直してほしい等これらは「①配慮してほしい」部類に入ると思います。

 

また、「あなた達のお母さんじゃない!」という発言もこちらになると思います。(愚痴ではありませんね!)

ディスカッションではこちらの意見が大多数でした。

 

一方で「今の仕事は辛くて嫌だ」や「女性に対して言葉使いに気を付けてほしい」などは「②優遇してほしい」という部類に入るのではないかと思いました。

 

「仕事が辛い」と思うのは男性も女性も一緒です。入社する際に実際に行う業務はあらかじめ知っている訳ですし、それはただの愚痴なのではないかと思います。

 

また、「女性に対して言葉使いに気を付けてほしい」という事もそれは女性に限定した事ではなくて、周りに対して気を付けるべき事なのではないのかと思います。

 

もちろん、後者の意見を述べた方々も本当に悩み、解決して欲しい内容なのだと思いますし、
悩みや不満に正しいも間違いはありません。

 

皆さんの意見を会社側が汲取って、より良い職場になっていく事が一番ですから。

 

4.まとめ

ここで言いたいのは、私たちが普段何気なく周囲に漏らしているひと言が、会社をよりよくするための「提言」なのか、ただの「愚痴」なのかです。

極端な話、女性だから優遇してくれるでしょ?みたいな感覚は少し違うのかなと思います。

会社側もアンケートや個人面談を行う際に、提言も愚痴も一緒に聞いてそれを判別するのも一苦労だな…と他人事のように思ったり(笑)

私自身も自分の意見を提言できる場では気を付けて発言していこうと思いました。

今回はWGに参加した経験を綴らせてもらいました。

また、続きを書いていきたいと思います。

どぼんじょ